まぶたのできものやたるみでお悩みの方へ

まぶたのできもの

ほくろ

顔のほくろ治療は、美容的な側面が大きいため、しばしば治療方法に迷います。ほくろは良性なので、治療目標は、ほくろがある時よりも取った後の方がきれいに見える事です。
まぶたは皮膚が薄く傷の治りがきれいである事、動きが多く、横方向のシワがよりやすい事から、ホクロのサイズにかかわらず、レーザーよりも手術の方が結果が優れています。
上まぶたの真ん中〜外側では皮膚にゆとりもあるため(特に高齢者)10ミリほどの大きなホクロでも、シワ取り術の要領で治療を行えば、まぶたに変形を残さずきれいに治ることがあります。また、その場合、まぶたの下がり方に左右差が生じるため、対側のまぶたのシワも同時切除を行ってバランスを取るようにします(希望者のみ。自費)。

まぶたの内側は大きなほくろの好発部位で、皮膚のゆとりが少ないため手術が難しい場所です。
一直線に縫合するとまぶたが引きつるため、ジグザク切開で皮膚を寄せてパズルのように組み合わせる「皮弁形成術」を行います。

下まぶたでも同様の考え方で治療計画をたてます。
まぶたでも、まつ毛の縁のほくろは、手術よりもレーザーを優先する場合があります。

眼瞼黄色腫

上まぶたの内側部にできる、わずかに隆起した黄色斑です。手術で切除縫合する方法が最も確実で、キズあとも綺麗になります。ただし、一度切除しても数年後には再発することがあり、完治は難しいと言われています。小さいものは炭酸ガスレーザーで焼灼することも可能です。

  • 眼瞼黄色腫
    Case.01

汗管腫

思春期以降の女性の瞼を中心に顔面に好発する、真皮内の汗腺系腫瘍です。たいていは多発性で、1ミリ程度のやや赤みがかった丘疹が散在、あるいは連なって発生します。良性なので治療目的は美容的な場合がほとんどですが、目の周りは目立ちやすいこと、腫瘍が真皮内に存在しており根治するには深部まで確実な除去が必要なため、患者さんにとっても悩みの多い疾患です。

当院では、治療ゴールは、皮膚の平坦化と色素沈着を最小限に抑えることと考えています。
炭酸ガスレーザーによる焼灼と、手術による切除をバランスよく組み合わせた治療計画を立て、アフターケアもしっかり行います。

炭酸ガスレーザー

レーザーで焼灼した腫瘍の面積がキズあととして残るため、1〜2ミリの小さな腫瘍が適応となります。平坦に治癒させるためには出来るだけ浅く照射する必要があります。このため、一回の治療で完治をめざすより、初回は浅目に焼灼し、残ったり再発した時に再焼灼をする方が、きれいに治ります。

・局所麻酔で、1個あたり数秒の治療です。
・治療後は小さなシールを貼り、夜から洗顔、入浴も可能です。
・1週間で上皮化します。
その後は、色素沈着予防のため日焼け止めクリームとハイドロキノン(美白剤)の塗布を3ヶ月間継続します。

治療費
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切除術

腫瘍が大きい場合や、小さくても連続性に存在する場合は、切除術の適応となります。腫瘍の深さまで確実に切除できるため再発の心配がありません。切除可能な幅には限界があります。
通常は保険適応となりますが、同時に下まぶたのたるみ取りを行う場合は下記のように自費診療となります。

・局所麻酔で、約15分の手術です。
・翌日外来で消毒をし、小さなシールに交換します。
・翌日から洗顔、シャワーが可能です。
・術後5〜7日目に、抜糸をします。

当院のPOINT

汗管腫と同時に瞼のたるみがある患者さんでは、汗管腫切除の切開線を工夫して瞼のたるみも同時にきれいにすることが可能です。(自費下眼瞼シワ取り術

  • 施術前
    Before
    症例1/施術前
  • 施術後
    After
    症例1/術後3ヶ月目
  • 施術前
    Before
    症例2/施術前
  • 施術後
    After
    症例2/術後3ヶ月目
メリット
確実な腫瘍切除が可能です
デメリット
抜糸が必要です。
治療費
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ものもらい(霰粒腫)

まぶたにあるマイボーム腺の出口がつまって慢性炎症を繰り返すうち、肉芽種という隆起物となった状態です。
自然吸収されない場合、ステロイド注射や摘出術を行います。
悪性腫瘍との鑑別が必要なこともあるため、放置せず受診することが大切です。

逆さまつげ(睫毛内反症)

まつ毛が内側に向いて目に入るため、痛み、涙や目ヤニが多くなり、目を擦るようになります。
治療目的はまつ毛を外側に反転することですが、まつ毛やまぶたの状態に合わせて下記の方法を応用することで、より再発の少ない整容的にも優れた仕上がりが可能です。

切開法
まぶたが厚くまつ毛が強く内側に向いている場合に適応。
埋没法
切らない手術。まぶたが薄く、症状が軽い場合に適応。
内眼角形成術
蒙古ひだが原因となっている場合に適応。
挙筋前転術
眼瞼下垂症の治療。眼瞼下垂症を合併する場合に適応。

アイプチによる、まぶたの異常

長年アイプチを使用すると、かぶれや慢性刺激などのため二重部分の皮膚が硬くなり、通常の切開式ふたえまぶた形成術ではきれいなふたえの線が形成できません。
朝蔭式ふたえまぶた形成術では、キズが目立たない位置で硬くなった部分を取り除き、切開線の目立たない自然なふたえのラインを形成する工夫を凝らした術式です。

  • 施術前
    Before
    施術前
  • 施術後
    After
    施術1年後
  •  
  •  
メリット
アイプチによって硬くなった皮膚を除去し、滑らかなふたえを形成できます。
アイプチの必要がなくなります。
デメリット
抜糸が必要です。
術前にかぶれを治すため、一時的にアイプチの使用を控えて頂くことがあります。
治療費
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ふたえまぶた

埋没法(チェーンステッチ法)

朝蔭医師考案の、切らないふたえ形成術です。
まぶたの裏側に針を通さないため、まぶたへの負担の少ない安全かつ自然な仕上がりで、若い方にも適しています。
鏡を見ながらふたえのラインを決め、点眼麻酔と、細い針で皮膚に局所麻酔をします。
ライン上に3〜4箇所、小さな穴を開け、細い糸を、「真皮 > 眼輪筋 > 皮下脂肪 > 瞼板」の順に鎖編みをしながら繋ぎ合わせ、最後に結んで終了です。

・手術時間は約15分(術前カウンセリングと術後冷却時間を合わせて1〜1.5時間)です。
・術後すぐに、コンタクトレンズ装着が可能です。
・翌日から、洗顔、メイクが可能です。
・1ヶ月後の検診までに二重が戻った場合、無料で再手術を行います。

  • 施術前
    Before
    施術前
  • 施術後
    After
    施術後
  •  
  •  
メリット
術後の腫れや内出血が少なく、翌日からメイクをすれば人に知られることがありません。
術直後から、コンタクトレンズ装着が可能です。
デメリット
まぶたが厚い方、たるみの多い方では、効果が見込めないことがあります。
形成可能なふたえの形に、限界があります。
治療費
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切開法

自然なふたえのラインを半永久的に保つことができます。
ご希望のふたえラインに合わせて切開の上、余分な脂肪や皮膚を切除します。
埋没法でふたえになりにくい方(分厚いまぶた、皮膚のたるみなど)や、三重まぶたの方に適しています。

・手術時間は約90分です。
・当日はガーゼを当ててお帰りいただき、翌日外来で消毒をします。
・術後5〜7日目に抜糸をします。

  • 施術前
    Before
    施術前
  • 施術後
    After
    施術1年後
  •  
  •  
メリット
ご希望のラインに合わせたデザインが可能です。
余分な脂肪や皮膚を除去出来ます。
デメリット
抜糸が必要です。
埋没法よりも、腫れが強く生じます。
術前のまぶたに戻すことが困難です。
治療費
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朝蔭式ふたえまぶた形成術

朝蔭式は、目を閉じた時も手術跡に気づかれにくいよう工夫をこらしたオリジナル切開法です。
実際のふたえラインから離れた位置を切開し、ふたえまぶたを形成します。ふたえになりにくい原因となっている脂肪や筋肉も除去し、縫合します。

・手術時間は約90分です。
・当日はガーゼをあててお帰りいただき、翌日外来で消毒をします。
・術後5〜7日目に抜糸をします。

  • 施術前
    Before
    施術前
  •  
  • 施術後
    After
    施術1年後
  • 閉眼時
    After
    施術1年後 閉眼時
  •  
メリット
一般的な切開法に比べて、キズあとが目立ちません。
余分な脂肪や皮膚を除去出来ます。
デメリット
抜糸が必要です。
埋没法よりも、腫れが強く生じます。
術前のまぶたに戻すことが困難です。
治療費
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蒙古ひだが強い方では、目頭が内側に引っ張られることで一重まぶたに戻ってしまうことがあります。このような場合は、目頭切開術を同時に行うと、自然できれいな二重まぶたが形成できます。 眼瞼下垂症を合併する方では、挙筋前転術を同時に行います。

まぶたの状態は個人差が大きいため、症状に合わせた的確な治療をアドバイスします。
どのようなまぶたになりたいのか、困っていらっしゃることはどのようなことなのか、何でも遠慮なくご相談ください。

上まぶたのたるみ

上まぶたの皮膚が加齢によって伸びて垂れ下がってくると、疲れて老けた重い印象を受けるようになります。
さらに、このたるみが目にかぶさると視野が狭くなるため、無意識のうちに眉毛を釣り上げて目を広げるようになります。そのため、額〜頭にかけての疲れ、額のシワ、頭痛の原因となります。
上まぶたのたるみを解消することで、見る機能と見た目の印象が良くなるだけでなく、頭痛や額のシワも同時に改善します。

まぶたの状態によって3種類の方法があります。

眉下シワ取り術

上まぶたが厚くてたるみが多く、眉毛を上げる癖が強い方におすすめの方法です。
眉毛の下縁にそった手術なので、キズあとはほとんどわかりません。
目元の印象はそのままで、自然な仕上がりです。

当院のPOINT

術前に、ご希望の眉ラインをご本人と相談してデザインを決めます。
うぶ毛もきれいに切除しますので、術後は、眉毛カットの煩わしさから解放されます。
一般的に内側のたるみは取りにくいとされていますが、当院では、眉毛内側のたるみも取り残さずしっかり切除し、キズあとも目立たない工夫を凝らしています。

  • 施術前
    Before
    施術前
  • 施術後
    After
    施術3ヶ月後
  •  
  •  
メリット
手術をしたことを他人に知られにくい治療です。目元を切る方法よりも、腫れや内出血が少ない治療です。
眉毛を上げる癖、頭痛、肩こりが解消します。
デメリット
抜糸が必要です。
ふたえラインが不明瞭な方では、ふたえまぶた形成術を併用した方が良い場合があります。
治療費
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眉上シワ取り術

眉と目の間が狭い方で、眉毛の位置が下がっている方におすすめの方法です。
眉下シワ取り術と同様に、目元の印象を変えない自然な仕上りです。

メリット
眉下リフトと同様に、目元の印象を変えない自然な仕上がりです。
手術翌日から、洗顔やコンタクトレンズの装着が可能です
デメリット
・抜糸が必要です。
・一時的に神経痛を来す事があります。
・一時的な内出血や腫れを来す事がありますが、②③と比較すると軽度です
・傷あとはあまり目立ちませんが、②③よりもやや時間がかかります
・きれいな二重瞼を希望の場合は、二重瞼形成術の追加が必要です
治療費
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重瞼線でのシワ取り術

上まぶたが薄くふたえが乱れている方、ふたえラインの位置や幅を変えてイメージチェンジを図りたい方におすすめです。ご希望のラインで切開し、皮膚のたるみも同時に除去します。

メリット
・瞼のたるみ取りと二重形成術が、同時に行えます
・手術翌日から、洗顔が可能です。
デメリット
・抜糸が必要です。
・一時的な内出血や腫れを来し、回復に2週間~1ヶ月を要します。
・傷あとは術後3ヶ月程度、淡い赤みを帯びます(開瞼時には隠れ、メイクでも隠せるため、あまり目立ちません。)
治療費
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下まぶたのたるみ

下まぶたのたるみは、老けて見える大きな要因のひとつです。
原因は、年齢によって下まぶたの奥の脂肪を支える皮下組織がゆるみ、重力で下がった脂肪を支えきれなくなったこと、皮膚自体が伸びてしまったことです。

ただし、患者さんによって、その原因やまぶたの症状は様々です。
それぞれのまぶたの症状を解析して、最も効果的な方法をご案内しています。

目頭切開

日本人は、目頭に上瞼の皮膚がかぶさっていることが多く、ふたえラインがきれいに現れず目が小さく見える原因となっていることがあります。
このかぶさりを「蒙古ひだ」と呼びます。
蒙古ひだを取り除くことで、目元の印象を変えることができます。
当院では、日本人のまぶたに馴染みやすい「z形成術」を行います。

  • 施術前
    Before
    施術前
  • 施術後
    After
    施術1年後
  •  
  •  
メリット
術後に気が変わった時は、元に戻すことが可能です。
デメリット
抜糸が必要です。
キズあとの赤みが、しばらく残ることがあります。(メイクでカバー出来ます)
治療費
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Tel 03-5972-1825

※診療終了時刻の15分前
(初診の方は30分前)には受付をしてください。
※土曜日は、一般保険診療は13:30まで、
自費診療は17:00までとなります。

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※▲土曜日は、一般保険診療は13:30まで、
◉自費診療は17:00までとなります。

※形成外科:木曜日第1,2週・土曜日第3,4週(予約制)

※整形外科:金曜日午前(予約制)

※フットケア:第2、4週の月曜日午後
(祭日等で変動があります)