波長10600nmの遠赤外線で、細胞内の水と反応して熱エネルギーが発生し、蒸散・蒸発により浅く削ることや深く掘ること、切開することができます。
【利点と特徴】
一般的な手術で使用する電気メスに比べて、
①熱による障害が少ない
②出血が少ない
③傷が早くきれいに治癒する
さらに当院で使用するCO2レーザー30Cは、スキャナーを利用し、照射範囲・照射力がコンピューター制御され、パルス一発の到達速度はすべての組織において0.05mmの目に見える範囲に調整でき安全です。
切除できる病変
ほくろ(黒子)、イボ(脂漏性角化症)、首イボ(アクロコルドン)、老人性色素斑、表皮母斑、汗管腫、脂腺増殖症、はいりゅうしゅ、尋常性疣贅など、皮膚から隆起した小さな良性のできものなら適応します。
【注意】
大きく、皮膚深部にまで達する腫瘍の場合は、浅い陥凹として残ったり、瘢痕形成することが多い為、手術(切除・縫合術:保険適応)の方が傷跡が目立ちません。
また大きな病変は、傷痕を最小限にとどめる為、数回に分けて少しずつ切除する場合があります。(2度目の施術は3ヶ月以上先になります)
【以下の状況の方、疾患には使用できません】
皮膚がん、前がん状態、極端に日焼けした肌、治療後日焼けする可能性が高い場合など。
起こり得ること
薬剤に対するアレルギー
傷痕について
色素沈着
施術の流れ
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- Step.01
- 医師の診察・カウンセリング
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- Step.02
- 基本、予約を取らせていただきます。
※病変部が小さく、数も少ない場合は当日行うことも出来ますので、ご相談ください。
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- Step.03
- 病変部が顔の場合、施術前にお化粧を落として洗顔していただきます。
(施術部位以外はお帰りの際、メイクが可能です。基礎化粧品・日焼け止めクリーム等は当院パウダールームにてご用意しております)
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- Step.04
- 麻酔について:施術はゴムではじかれた様な痛みを感じます。
- 小さな病変では冷却のみで施術することも可能ですが、ほくろなどの場合は局所麻酔を使用いたします。
痛みに弱い方は、事前にペンレステープを1時間前に、また来院してから麻酔クリームを塗って20分ほどお待ちいただく等の対応をしております。
- 術中は、アイガード・保護用コンタクトレンズなどを使用して目を保護します。
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- Step.06
- 施術後、傷用シール貼付または軟膏+ガーゼ保護いたします。
Before
施術前
After
施術直後
- 施術後、傷用シール貼付または軟膏+ガーゼ保護します。
施術後の経過と注意事項
当日夜からシャワーが可能です。シャワー後下記の方法で自己処置を行ってください。
傷用シールを貼った場合
軟膏とガーゼで処置された場合
施術1週間後あるいは2週間後に再診して下さい。
この時点では再診料のみで、取り残し等ありましたら追加照射させて頂きます。
創部の経過
施術後1〜2週間
施術後3ヶ月から
ほくろ・深い病変が再発した場合は、以下のようになります。
1ヶ月以内の再発
1ヶ月以上1年未満の再発
1年以上経過しての再発
※ほくろ・深い病変以外の病変は、1ヶ月までは施術費用は無料で、再診料のみで追加照射いたしますが、その後の再発は同額です。
料金は自費になります。
- 治療費
- 自費診療料金表ページへ(腫瘍の種類・大きさによって異なります)